戦争の絨毯「WAR RUG」

インテリアに欠かせないアイテムの1つ「ラグ」です。部屋の雰囲気がガラリと変わるヴィンテージラグの中でも特に珍しい「War Rug」をご紹介。
絨毯は中東にあり
War Rugとは?
情勢を表現
アフガニスタンもイランやトルコのように絨毯産業が栄えていましたが30年以上に渡る戦争により衰退し、一部の絨毯職人がwar rugを製作しています。
軍事介入したソビエト軍がアフガニスタンから撤退した1989年を表している。
こちらは、私が所有しているものです。
記憶に新しい2001年の9.11アメリカ同時多発テロを描いたもの。
アメリカ舞台のモチーフは珍しい。
こちらは大きめのサイズで、文字が描かれていないもので、さらに土地の形状からするとアフガニスタンではなくパキスタンのもの。モチーフが戦車、銃器、ロケットランチャーなど地上戦で使用されるものなので、1980年代頃に製作されたものと推測できる。
war against terrorist ”テロに対する戦争”というタイトルのこちらは、
11:9:01「アメリカ同時多発テロ9.11」から、
アフガニスタン・トラボラの文字に山々の絵「アルカイダ掃討作戦」を意味し、
19:3:03 IRAQ WAR「米国・イギリスによるイラクの自由作戦の開始。イラク戦争開戦」
というハッキリ説明しているもの。
ベースカラーは赤が多いところ、
フチのモチーフが手榴弾になっている。
こちらも珍しく人物に、英語ではなくアラビックの文字。
新しめで2012年のもの。現行でも作られていて、最新で2015年のものもあり、
現地では手に入るかもしれせんが遊びに行くような地でもないので、日本では希少です。
まとめ
アフガニスタンは1747年の建国からイギリスとの戦争や度重なる内戦、ソ連侵攻、アメリカからの空爆、地上戦など現在も続く戦いの歴史が終わり、いつか平和なモチーフの「Peace Rug」が製作される日を待っています。