趣味を仕事にするためのブログ

僕が「好きな事をした方が良い」と人に言い続ける理由

ストーリーの価値とは一体何か?答えはシンプルに「好き」だということ

 
  2018/05/13
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『趣味を仕事に』をテーマに活動中のフリーランスアートディレクター。趣味のインテリア、デザイン、カメラマンをメインに自分の『価値』を使って仕事をしています。このブログでは未来の働き方を考えて、如何にして好きなことだけで生きるための方法や自分の仕事のこと、日々思うことを書いています。

最近、ふと思ったことをツイッターで文字通りつぶやいているのですが、

先日こんなツイートをしました。

よく見たら言葉足らずかもしれないと思ったのでもうちょっと詳しく書いてみます。

人の価値は3つ

第一印象では容姿で人を判断することが多いと思います。これってもちろん人の価値の1つ。

いろんなことを知っていたり、お金をたくさん稼いでたりするとスゴいと感じると思います。これも価値の1つ。

もう少し踏み込んで相手を知ると、最初は何も思わなかった相手を好きになっている場合があります。(男女問わず)

見た目も能力の高さも関係ないのに自分にとって価値を感じることがあります。

好きという価値

極端な例をいうと、生まれたばかりの赤ちゃんはみんな同じような顔をしているし、特に能力にも差がありませんが、自分の子供と他人の子供では感じる価値が全然違うと思います。

その違いはストーリーです。

血が繋がっているという事実や、10ヶ月間お腹の中で育ってきたという実感、生まれる準備など意識した時間という思い入れによるストーリー性のことです。(冷静に見ると)

だから好きな気持ちというのは大きな価値だと思うわけです。

ここまではツイートに書いてある通りで理解できると思います。言葉足らずだと思ったのは「モノやサービスでも同じことが言える」のところです。

モノやサービスでも価値は3つ

いきなりですが消費者の行動を考えてみると、モノを買う場合でもサービスを受ける場合でも消費の決め手には同じように3つ価値を意識していると思います。

デザイン(見た目)、スペック(能力)、ストーリーこの3点です。

車を購入するとした場合に考えることは、見た目で気に入ったフォルムや色などのデザインだったり、燃費性能やエンジン能力や使い勝手などのスペック、特定の自動車メーカーの歴史背景や車本体に憧れていたりするようなストーリーによっても購買へと繋がります。

ほかにも、レストランのようなサービスだった場合でも、その店の内装の雰囲気や料理がインスタ映えすることだったり(デザイン)、いい食材を使っていたり料理の美味しさ(スペック)という価値があります。それに加えて思い出があるお店だったり、世界的な賞をとったことのあるシェフが作ってくれるというような、提供するものに加えてストーリーが乗るときに価値が高まります。

価値の高さはストーリーで跳ね上がる

モノやサービスの実質的な価値はデザインとスペックです。

デザインとスペックで選ぶならコスパの良い日本車を選ぶ可能性が高いし、高級料理店よりも安くて美味いお店の方が本当は良いと思います。実際一般的な消費者はその選択をしています。

そこにストーリーが加わるとどうでしょう?

トヨタとBMWの同じようなグレードで調べると値段は倍近い。

BMWは航空機の機体製造をしていた歴史を持っていて、今でも車の内装には航空機のコックピットのようなデザインの名残があったり、運転していてドライバーが満足するような駆けぬける歓びを兼ね備えているらしいです。「それが良い!」と思う人はどうしてもBMWを買いたいと思うでしょう。

要するに何が言いたいかというと、人はそれぞれ思い入れによって感じる価値が変わるということです。

ストーリーの価値を高めよう

人は大きく価値を感じたら多少高くても好きな方を選ぶので、モノやサービスを提供する側はストーリーを考えなくてはいけないと思うのです。

ただし、自分が作ったモノや提供するサービスのストーリーを考えるばかりではダメです。

お客さんの心に残るストーリーを考えないと意味がありません。

BMWだったら乗った時の駆けぬける歓び体験をした時だったり、レストランならおもてなしの対応だったり、なんでも良いので相手にとっての感動の体験を用意することです。

そうすれば、ブランドを愛し続けるし、特別な場所として利用されるお店になれる。

ストーリーを作ることは、自分の物語の文章を作ることではなく相手の感動の価値を作る作業なのです。

 

というわけで、このツイートの「モノやサービスでも同じことが言える」の解説でした。

 

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