趣味を仕事にするためのブログ

僕が「好きな事をした方が良い」と人に言い続ける理由

サラリーマン時代に入社1年で月給10万円上げた方法

 
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『趣味を仕事に』をテーマに活動中のフリーランスアートディレクター。趣味のインテリア、デザイン、カメラマンをメインに自分の『価値』を使って仕事をしています。このブログでは未来の働き方を考えて、如何にして好きなことだけで生きるための方法や自分の仕事のこと、日々思うことを書いています。

こんにちは。自分の好きな事(インテリア、デザイン、一眼レフカメラ)を仕事にしている崇島亮です。
僕は会社を辞めて現在はフリーランスとして好きな事だけに絞って仕事をしていますが、以前働いていた職場で入社1年目にある事に力を入れて2年目の昇給時には月給が10万円上がりました。

サラリーマンが月給をUPする方法

サラリーマンが月給を上げるのに大切なのは自分の成績を上げる事だけではいけません。重要なのは周りを巻き込むディレクション能力です。

頑張っているのに給料が上がらない人

世の中には毎日マジメに遅くまで働いているのにも関わらず給料が上がらないと嘆いている人が大勢いますが、それは当然の事です。いくら頑張っても目に見えて成果が上がらなければ意味がなく、むしろ頑張らなくても成果を上げられる人のほうが評価されます。

簡単に言うと頑張っているかどうかという感情は全く関係がありません。

会社員はモノであり、商品と考える

前提に考えて欲しいのが会社にとって社員は『原価』がかかっているモノと考えることです。

例えば、商品を作っているメーカーが定価の30%程度の原価で商品を作るのと同じで、自分の給料を『原価』として見て、自分が約3倍(定価)の利益を会社へもたらさないとコスパの悪い社員ということになります。逆に定価以上の利益を出せば評価されるという考え方です。

だから自分の仕事の相場を知って価値の試算をして今の自分の原価率を考えてみましょう。

給料は簡単には上がらない

しかし自分の成績をあげたとしても実は給料はあまり上がりません。その理由はその成績が安定しないからです。利益を出す社員が来年も再来年も利益を上げ続けるとは限らなく、ボーナスは多くもらえるでしょうが、月給が上がるとは限りません。

実は給料は下がりにくい

意外にも会社は社員を減給するリスクが高く滅多なことがない限り減給することがありません。固定給の会社員を減給するとモチベーションが著しく下がりますし、他の社員も転職を考えてしまったりするので、減給は周りへの影響も大きいのです。

だから会社側は昇給も減給にもかなり慎重になるわけですが、自分の成績を上げてもダメだとすると、どうすれば給料を上がるのか?

答えは他人の成績を上げる事です。

他人に好影響を与える存在になること

自分の行動で会社の利益を上げられるならもうやっていると思いますし、自分1人が頑張って会社の利益に貢献するためには単純にマンパワーも足りない。本人の活躍で利益が上がったとしても会社全体の利益が上がらないことには給料もなかなか上がらないわけです。少なくとも一気に上がることはないでしょう。

今のシステムの欠陥を見つける

大事なことは自分の成績以上に関わる人の成績を上げる方法を考える事です。

僕は下請けの制作会社からメーカーのデザイナーに転職した経験があります。

僕は当時、広告デザイン業界の下請けのような会社にいましたので、デザインの仕事を受注する場合は、競合他社とのコンペ形式だったり、クライアントが自分と仕事したいと思われるように日々向上しなくては仕事がなくなってしまう環境が当たり前でした。

一方、インハウスデザイナー(メーカーが自社で雇っているデザイナー)は何もしなくても必ず仕事が回ってきますので、受注と言う意味ではかなり「ぬるま湯」だと感じました。

僕が入社した会社は20代が中心になっていたため他社経験のない社員が集まっていました。当たり前のように一人一人仕事を受けて自分なりにデザインを作っていく流れです。自己満足に近く、これではあまりに向上心がなさすぎる。それでいて部署内は和気あいあいとした雰囲気で、それも馴れ合いのように思い違和感を感じていました。

実力勝負の『デザイナー』と真逆の『安定』の関係はすこぶる相性が悪いという結論に達し、ここがインハウスデザイナーを抱える会社が持つシステムの欠陥だと思いました。

実力主義で競争力を上げた

その欠陥を上司に伝えてデザイナーの実力が上がっていく改善案をプレゼンしました。

当初は当たり前のように仕事が受注できる状態でしたが、そこから一部業務を社内デザイナーによるコンペ形式を取るようしました。

一部このようなシステムに変えることで自分のデザインが『選ばれない=実力が足りない→勝つために考える』というロジックで部署内にプロ意識が生まれるようになってきたのです。

こうすることにより競争原理が働くようになり、隣の席の『お友達』から実力主義の『ライバル関係』ができ向上心が生まれました。ここで重要なのはこういったアイデアではなく、それぞれの意識をコントロールしてシステムを実装できるディレクション能力を持つ人が重要ということです。僕がフリーランスとして仕事を出来ているのもプレイヤー(デザイナー)ではなく、ディレクション能力(アートディレクター)で勝負しているからです。(競争原理が働くと思ってコンペにしたがる人がいますが、ディレクション能力がない人がコンペを発注するとトラブルが起こりやすいので要注意)

入社一年目にその会社にあるシステムの欠陥を見つけ解決案を提示し全体に好循環をもたらすディレクションを行うことで、結果的に2年目には月給が約10万円程度昇給する事になったわけです。

まとめ

サラリーマンが月給を上げるために考えるべき事は、

・頑張っても意味ない
・自分の原価と売上の関係を知ること
・月給は上がりづらく下がりづらい
・今の状況にある欠陥を見つける
・他人に好循環をもたらす
・ディレクションをする

ポイントをまとめるとこんな感じになります。自分がいくら頑張っても会社が得られる利益はたかが知れていますが、他人に好循環を与えられることが出来れば、結果的に自分の評価は大きく上がります。

自分1人がプレイヤーとして『10』の成果を出すより、周りのプレイヤー15人を『1』ずつ成果を上げてもらう方が価値を上げる効率が良いというわけです。

ほかにも手段はあるかと思いますが、僕がオススメするのはこのような『ディレクション』です。既存システムに乗っかって変わらない毎日を送るサラリーマンでいてはつまらないでしょ!

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