「モノ消費からコト消費」への本質と、自分の価値=ビジネスについて
2017/09/04
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人が、物を選んだりサービスを利用したりする際には自分にとっての価値を考えて選択する。それが無意識でも思い返せば大抵価値を感じて選んでいる。
例えば、Tシャツ1枚買うにしても、そのTシャツと今持っているパンツとコーディネートした姿を想像をして、さらに価格と見合っているか考え購入します。食事でも、自分は今食べたいと思ったものを思い浮かべて毎回ベストな注文をしようとしている。それ以外でも、お金がない人は値段、太っている人はカロリー、アレルギーがある人は成分などを意識して自分に「価値」のある選択をしている。
自分にとっての価値だけでも無数にある。
最近、「価値とは何か?」って事ばかりを考えてたら面白いサンプルがあった。価値は記憶と紐付いてる場合があって面白いと思った出来事が。
もくじ
思い出は強い体験価値
つい最近、ドラクエシリーズで1番は?みたいな話題があり、「絶対にドラクエ3」とか「ドラクエ5以外あり得ない」など数人で話していたけど、客観的に見ると面白さにそんな差が感じられなかった。
恐らく、体験した時期の問題なんだと思う。大抵、ファミコンを夢中でやっていた時期は小学生の頃だと思う。現在40歳くらいならファミコン、35歳くらいならスーパーファミコンをやっていた人が多いと思う。その当時により熱中して体験したものを「最高」だと言っている。
完全に自分の体験の記憶から来る、感情のフィルターがかなり影響している結果の「価値」だと思う。
今は「モノ消費からコト消費」「体験が価値になる時代」と言われているけど、実は昔からそうだったわけだ。
80年代頃の小学生。 pic.twitter.com/HQf5l1rbgY— カジコム/kazzycom (@kazzykazycom) 2017年5月21日
90年代頃の中学生。 pic.twitter.com/rT7eX9NoM8— カジコム/kazzycom (@kazzykazycom) 2017年5月17日
これからの価値提供の考え方
ここからは仮説だけど、
恐らく昔は今のようにインターネットが無いので、発信する機会が少なく、受信する機会も当然少なかったので、全体のコンテンツ量も少なく、みんなが同じモノを買って、同じような体験をしていたので、商品はクオリティ(アイデアも含む)で勝負出来ていた。というか肝心の体験はユーザー達が勝手にやってくれていた。
でも今は、手元のスマホの中にはSNSやyoutubeなど、無限のコンテンツで溢れているため、ユーザーの体験の種類も同じだけ増えるようになり、共感が生まれづらくなっているため、商品に体験を抱き合わせて販売する必要があるのではないだろうか??
だから、モノを介さずダイレクトに「体験」を出来る事に「価値」があると多くの人が効率の良さに気づいてきたのだろうと思った。
こんな事を考えていたら自分のやるべきことが分かったのだった。
自分のやりたい事を仕事にするには?
個人として自由な生き方は?
会社員を辞めてフリーランスになる事が個人としての自由な生き方なのでしょうか?
僕は少し違うと思っている。会社員もフリーランスも保証や仕事の自由度の違いはあるが、実は同じ事をしている。仕事を受けている。
構造的に見るとやっている事は同じで首根っこを抑えられている状態。相手のペースで生きている事に違いはなく自分でコントロール出来ない。やりたい事を仕事にする場合「人脈が必要」とか「クライアントに気に入られないと」など言う人の言葉に今まで違和感があったのはこれが原因だったわけだ。人脈は仕事をくれる都合のいい存在ではなく、自分のやりたい事をする上で必要なビジネスパートナーとして探せば良い。
自分の趣味で仕事を作ることが重要
「趣味を仕事に」するためには自分本位では99%成立しない。多くの趣味は一人で完結する内容の場合が多い。そのため僕らは、ついつい自分の好きな事を極めれば人気者になっていったり、オリジナルの商品が売れたりすると想像しがちだが、それは全くもって間違い。クオリティを追求する時代は過去のものとなった今、自分の「やりたい事」と、相手にとっての「価値」を掛け合わせた仕事を作る事。それがスタートラインという事になる。
自分の価値を提供して喜んでもらうお店
まず実験的に、自分の好きな「インテリア」をお客さんの価値になる商品提案をしてみようと思います。価値のポイントは下記のようなもの。
- 熱中できること
- 自分にしか出来ないこと
- モノに内包されている本質を提供すること
- よろこんで貰うこと
単純にモノを売るというよりは、自分が良いものを探して友達(Instagramとroomclipのフォロワー8000人が対象)が他でモノを買う前にちょっと立ち寄って、「ウチで友達価格で良いよ」って感じのお店です。もちろん友達(フォロワー)じゃなければ通常の価格。
大して儲からないけど仲いい友達なら別に良いよ。という感覚ってありますよね?
「業者→客」ではなく「友達→友達」という関係性でやりたい。
「業者→客」ではなく「友達→友達」という関係性でやりたい。
そっちのほうがやりがいがあるし、その先の価値としても高いかと思う。