【ブランド人になれ!】自分の価値の高め方と価値の3要素
こんにちは、趣味のインテリア、デザイナー、カメラマンを一生懸命仕事にしているタカシマリョウです。
これからは個人の時代へとシフトしていくと言われています。個人の時代なら個人として生きるためには自分の価値を高めることが大事だと思いますよね。いま上手くいっていない人や、会社員でこれからどうすれば良いか考えている人は、そのために何をしているでしょうか?
スキルを磨くために時間を使う人もいれば、人脈を広げるために色んな人に会っている人もいるでしょう。でも本当に自分の価値を高めるためになっているのか?と言われると100%正しいとは言えないと思います。
なぜなら、自分の価値を理解して行動していないからです。
上手くいっていない人や、何をしたら良いか分からない人は、得意な部分を伸ばしているだけで足りてない部分が見えていないように思います。多くの人を分析すると個人の価値は3つの要素で出来ていることが分かりました。これから説明しますが、自分がどんな状態にいるのか考えながら読んでみてください。
僕も会社員の頃は個人で生きる自信など全くありませんでしたが、この事に気付いてからは自分の行動がだいぶ変わりました。
自分の価値の高め方と価値の3要素
ブランド価値の3大要素
これはブランド戦略の考え方がベースになっているのですが、ブランドが持っている価値というのは3つあります。
- 能力の価値
- 個性の価値
- 認知の価値
この3つの価値を得られれば個人で誰とでも対等に仕事(マネタイズ)ができると思っています。これだけだと何のことか理解しづらいと思うので、分かりやすくブランドの例を出して説明してみます。
「ルイヴィトン」という誰でもご存知のブランドがありますが、3つの価値が高く設計されています。
世界のトップデザイナーを抱え、デザイン、品質ともに世界最高峰のプロダクトを作り続けています。それが世界的に評価され続ける歴史を持っています。他にも、約100年前のタイタニック号沈没事故で『助かった人はルイヴィトンのスーツケースに掴まっていた。』『沈没した後、船体から引き上げられたスーツケースの中身が濡れていなかった。』という(本当かどうかは定かではないですが)世界的に知られる伝説的なストーリーがあります。そして誰でもルイヴィトンと認識できる代名詞のようなデザイン(商品)も多数持っています。
これを価値構造の視点で翻訳すると、、
素晴らしいプロダクトを作り(能力)、他にはない独自の歴史を持つ/作る(個性)、そして多くの人に憧れられる(認知)。素晴らしいブランドだと認知した多くの人達へ、ルイヴィトンと認識できる利益を出しやすい商品を販売しています(マネタイズ)。
こういう仕組みが設計されているのです。
ブランドがお客に選ばれるように、個人の生き方でも同じように選ばれるためのブランドの価値構成を当てはめることができると思います。
・クオリティ(レベル)
・オリジナリティ(個性)
・認知度(周知)これはブランドビジネス戦略ですが個人に置き換えてもそのまま使える。このバランスを考えて戦略を立てないといけない。
— タカシマリョウ@一生懸命 (@mrito1952) February 11, 2018
能力の価値
能力とは自分のやっていることのレベルの高さ、どんなスキルを持っているかの技術能力です。ブランドの根源とも言える価値で、商品でいうと物が良いから欲しい!と思われる価値です。
個人で言い換えたら、いい仕事をして相手を感動させる能力です。
クオリティは、相手に「スゲー!」とか「カワイイ!」とか見た人に感動されるスキル。 https://t.co/6mXog0T7i9
— タカシマリョウ@一生懸命 (@mrito1952) February 11, 2018
個性の価値
個性とは自分にしかないものです。人柄だったり安心感というものが個性の価値です。
例えば、ビジネスシーンで2社が同じような内容の営業をしてきた場合、付き合いの長い相手との取引先との関係を優先されることがあります。これは仕事内容ではなく相手との信用があるかどうかで選んでいます。
他にも、たいして美味くもないコーヒーを出す喫茶店に常連客が付いているお店をたまに見かけますが、あれはまさに個性の価値と言えるでしょう。お客がその場に気に入っていたり、お店のマスターに会いに行きたいというような思い入れによるものです。
「インテリアと言えば崇島さんに相談しよう!」みたいな感じで、普段から相手に対して自分の活動を理解して支持してもらえているかという信用の価値と言っても良いでしょう。
オリジナリティは、それであるという個性。似たような選択肢が色々あるのにも関わらずそれを選んでしまう、好かれ度。信用度。 https://t.co/6mXog0BwqB
— タカシマリョウ@一生懸命 (@mrito1952) February 11, 2018
認知の価値
これはその名の通り、知られている母数が多いという認知の価値です。ビジネスで言うと広告効果ということになります。どんなに素晴らしい商品でも、どんなに面白い人でも知られない事には存在しないことと同じです。
例えば、衰退している日本の伝統工芸職人さんなんかはこの価値をあまり見えていないように思います。プロダクト(モノづくり)とセールス(販売戦略)というパートが異なるからでしょう。
個人として考えた場合、SNSのフォロワーが多いことやコミュニティ内で影響力があることなど。自分が支持される広さのことです。
認知度は、クオリティとオリジナリティの周知を最大化する広さ。知られなければ存在しないのと一緒。 https://t.co/6mXog0T7i9
— タカシマリョウ@一生懸命 (@mrito1952) February 11, 2018
価値の偏りがあるタイプ
上手くいかない人は、能力、個性、認知の3要素が偏っている人です。試しに自分が当てはまるか考えてみてください。
クオリティ主義、技術職の人
クオリティばかり追い求めている人は価格勝負になってきます。デザイナー、イラストレーター、エンジニアのような手に職タイプの人達です。
技術能力は同じことをやっている人が多数存在しますので、同じような能力を持っている人と比較されたら仕事は少しでも安くお願い出来るほうを選ぶはずです。
そうなると安売り合戦が始まり、割の悪い仕事をせざるおえず自分の稼働時間が増えてきます。器用貧乏という人種です。
そもそも仕事はクオリティに対して対価は支払いません。相手にとって如何に有益か?有益ならばクオリティの低いほうでも良いわけです。
技術職の人はある程度できる能力があるなら、その道を極めるばかりではなく個性の出し方や自分が認知されるための行動へ移すべきです。
好きなことで勝負する系の人
個性を出す事で差別化を測るタイプは好きな事しかしたくないので、自分が好きな事をしてお金を稼げる方法を考えます。バンドマン、芸人、俳優、ユーチューバーのような個性が武器になる仕事です。
変わったことをしていると、まだ成功していないのにも関わらず興味深い(面白い)ので周りからの反応が比較的良い、しかも周囲に成功サンプルが少なく的確なアドバイスを出来る人がいないので、どうすれば良いか分からない状態に陥りやすいです。
個性で勝負する場合は自分が楽しむ事と同時に、自分が好きなことをする事で誰に有益かをかなり明確にターゲット設定する必要があるわけです。
結論、ブランド人になれ!
個人の時代には、会社員でも、独立している人でも、誰でも、価値を持った選ばれる『ブランド人』にならなければいけないと思います。会社の看板が無くなった時に、自分個人がどんな存在なのか?どんな価値を持っているのか?誰に求められているのか?
そのために必要な3つの価値のバランスを考えてみてください。
能力
『他人が満足するクオリティ』を持っているか?
個性
他人から『〇〇と言えば自分』と認識されているか?
認知
その二つを『多くの人に伝える行動』が出来ているか?
この図は自己満足なクリエーターと個性的でも売れていない人達を表した図です。
この三角形の大きさが個人の価値の大きさだと言えると思います。自分のクオリティを磨いたとしても認知されなければ三角は小さいままです。会社員でも同じことなのですが、会社員が安定的に収入を得られているのは個性や認知を会社が担っているからです。能力の高い大手企業の会社員でも看板を外し個人になると一気に価値が弱まってしまいます。
有名人やスターを誰か想像してみてください、いま思いついた人は個人なのにも関わらず三角形がとても大きいと思いませんか?逆にうだつの上がらない売れていない俳優やバンドマンの三角形は小さいと感じますよね?
大きい三角形を持った人はなかなかいません。そういう個人が世の中に求められて、個人として行きていくことが出来ると思うのです。宝石や金に価値があるのは美しいからでも便利だからでもなく希少だからです。
好きだという想いはスタートライン。それを使ってどうブランド人になるかで『好きなことをして生きていく』権利を得られると思うのです。逆に言うと、自分に足りない部分を理解して補えば好きなことだけで生きていくことは可能。と言う結論になりました。