趣味を仕事にするためのブログ

僕が「好きな事をした方が良い」と人に言い続ける理由

クリエイターがギャラを上げるための方法

 
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『趣味を仕事に』をテーマに活動中のフリーランスアートディレクター。趣味のインテリア、デザイン、カメラマンをメインに自分の『価値』を使って仕事をしています。このブログでは未来の働き方を考えて、如何にして好きなことだけで生きるための方法や自分の仕事のこと、日々思うことを書いています。

こんにちは、デザイナー、フォトグラファー、インテリアデザインなどをやっているので大くくりで言うとクリエイターのタカシマです。

僕は仕事を受ける仕事もあれば振る仕事もあったりします。(自分のできないことは専門家へお願いします)

振る仕事(クライアント側の立場)をしているとしばしばクリエイターとクライアント間でのすれ違いがあるなぁと感じていました。

多くのクリエイターが仕事を受注するときには自分の技術や労力(時間を含む)によって制作費を決めています。実はそれだと価値の高い(ギャラも高い)クリエイターになることは難しいと思うんですよね。それには理由があります。

自分のがんばりより相手への価値

例えば、デザイナーならカタログ制作に表紙30,000円、1ページ10,000円、ロゴデザイン50,000円というような予め料金表を用意している場合が多いです。

自分の労力を日給に換算して『これくらい大変だからこれくらいは欲しいな』というような事ですが、僕はここに違和感を感じています。相手にそんなこと関係あるのでしょうか?

急なんですけど、大根だったらどうでしょうか?(分かりやすく大根で例えてみます)

同じ大根の種を畑へ機械で撒き機械で収穫したものと、人が撒き手作業で収穫したものと、2つの方法で作り同じものが出来てがあった場合、時間と労力をかけた手作業の大根の方が価格を高く設定していたら、あなたは機械で作った安い方を購入しませんか?

というわけでクライアント側から見たときクリエイターが決める価格表に妥当性があるのでしょうか?相手都合の理由ではたぶん納得できませんよね。

クリエイター需要の決まり方

クリエイターと言われる人たちのポジションを考えてみましょう。彼らは必ずクライアントが存在することで仕事が成り立っています。言わばプロジェクトの歯車なのです。

クライアントがメーカーで商品を普及させたいと考えている場合には、広告が出来るデザイナーやフォトグラファーが必要になりますが、人の選び方は過去の経験や実績から、その時ベストな歯車(人材)に需要が集まります。

要するにプロジェクトの目的を達成させる能力に価値があるというわけです。

クリエイターが収入を増やそうとすると忙しさもUPする

ほとんどのクリエイターは各業界の制作会社に勤務していたり、経験を積んでフリーランスとして活躍しています。つまり、制作に特化したポジションにいるということです。

クライアントには責任者がいるのでクリエイターは自分が作ったモノのクオリティに対しては責任があるが、そのプロジェクトの結果に対しては基本的には責任がありません

ということは、プロのクオリティを実現することのみがミッションということになり、そのクオリティを実現するためにコストは人手と所要時間となります。

そうです、ここで登場するのが料金表です。そして料金表には効果については考慮されていません。

結果、クリエイターはがんばる対価にお金を受け取るということに慣れてしまっています。しかし、収入を増やそうと考えたら単純に案件数を増やすことになるので自分が忙しくなる一方です。

クリエイター価値の上げ方

先ほども書いたとおりクリエイターは自分の作るものによって相手がどれだけ良い結果が得られたのか?ということを考えなければいけません。

作るもののクオリティが甲乙つけがたいレベルの2名のデザイナーがいたとします。その2名が飲食店の入り口の看板を作るとした場合、デザインクオリティは同じだとしても、より集客できた方が優秀なクリエイターということになります。

さらに言うと、デザインクオリティが低くてももっと集客力があるほうが価値があると言えます。

と言うことは、クリエイターはクオリティばかりを考えていても忙しくなるばかりだし、料金表を設定して仕事を受けていてはギャラは上がらない、ギャラを上げるためにはクライアント側の求める価値を理解して、それを叶えることが大事なのです。

相手の利益になるのならギャラをあげる交渉も出来ますし、それどころか「この人にお願いすればうまくいく」と相手からの絶対的な信頼を得ることができます。

学生や駆け出しならともかく、ある程度仕事が出来るようになったクリエイターなら、自分のモノづくりで相手の価値になることを考えなくてはいけないというわけです。

商売をして鍛えることがオススメ

ぼくがこのことに気づいたのは、デザイン制作会社(下請け)からアパレルメーカー(元請け)へ転職をしたことでした。以前はクオリティを上げることに奔走していましたが、メーカーにいると日々の売り上げが直接結果として現れます。

カッコ良くても、オシャレでも、業界人に唸られるようなクオリティを持っていたとしても結果が伴わなければ価値がない。

クリエイターはこんな経験をあまりしませんので、ぼくは商売をすることでクリエイターに必要な価値を上げることができると考えています。

わざわざ元請け会社へ転職しなくても、クリエイターのあなたが10万円分を投資して商品を作り30万円の売上を出してみてください。相手の価値を考えないとどうしようもないことが体感できると思います。

誰も知らない自分が作ったオリジナル商品を販売して売ることができた時に本当に価値の高いクリエイターになっていると思います。

タカシマ
商売は自分の脳内では都合の良いようにうまくいってしまうので、実際にやらないと全く身につきません。とりあえずやってみることがオススメ!

まとめ

  • クリエイターは一律の料金表を作るな
  • 誰かの目的を叶えられる人の価値が高い
  • 自分の都合(がんばり)は一切関係ない
  • 相手の求める効果(集客力)が高いものを作る
  • 自分が商売(クライアント)側になる体験をする

いかがだったでしょうか、自分がクリエイターだと思っている人はもちろん、ほとんどの仕事は『お客』がいて成立しています。お客に喜ばれない仕事をしている人は淘汰されしまいます。自分のためになるのなら、お客は気持ちよくお金を払いたいと思っていますよ。

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『趣味を仕事に』をテーマに活動中のフリーランスアートディレクター。趣味のインテリア、デザイン、カメラマンをメインに自分の『価値』を使って仕事をしています。このブログでは未来の働き方を考えて、如何にして好きなことだけで生きるための方法や自分の仕事のこと、日々思うことを書いています。

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