会社員を辞める前にやっておくべき大事な個人ブランディング

こんにちは、4度の転職を繰り返して来ましたが、今は趣味や好きなことを仕事にしている崇島亮です。
会社を辞める時、違う会社の入社を決めていたりした。結局、辞める理由は今の仕事がハードすぎて疲弊していたり飽きてしまったり人間関係だったりして自分が本当にやりたいこととは遠いい場合が多かった気がする。
同業界で転職を繰り返しているだけでは根本的な解決にならないし、自分の幸福度も低いと感じていた。
だったら自分の好きなことをベースに考えて、どうすれば好きなことを仕事にすることが出来るか本気で考えてみた。会社を辞める前にすることは転職という延命治療ではなく個人でどう生きるかという転生のための個人ブランディングを理解することだと思った。
会社員を辞める前にやっておく個人ブランディング
「政府がフリーランスに最低報酬を検討、多様な働き方促すよう、労働法の対象として保護する検討に入った。」というようなニュースがあったように、いま個人での働き方が多様化していて、ここ数年で個人で生きることのハードルが下がってきています。
しかし、ここで問題なのはフリーランスの最低報酬が決まったところで、どんな仕事をしていたとしても自分が選ばれなければ意味がないというところです。
フリーランスが登録して仕事を請け負う「クラウドソーシング」という手段も考えられますが、仕組み的に考えてプラットホームの中抜きがありますし、競合が集まった完全なレッドオーシャン市場と言えるでしょう。
いま会社員で、これから会社を辞めてこれから独立したいと考えている人に言いたい事は、自分の能力やスキルでは仕事にならないという事です。
というわけで、会社を辞める前にやっておくべきことをまとめてみました。
もくじ
幸福度を重視する
独立するなら嫌なことをしないで自分の幸福度を高めながら働きたいはず。多くの場合、独立する際に考えていることと言えば、自分の能力やスキルが高めなくては!と思ってしまいがちです。
もちろん仕事になることはありますが、それだけではどんどん忙しくなる一方で自由や幸福度を高めると考えた場合なかなか難しい方法と思います。
なぜなら、競争をしているからです。
他人の土俵で戦わない
いや、自分には実力や才能があって勝負できる!と思っていても先に成果を上げている相手と勝負するのは才能があったとしても無謀な戦いになるでしょう。
例えばyoutuberとしてヒカキンを超える事は無理なことと想像がつきませんか?ヒカキンよりクオリティが圧倒的に高いとしても勝てないと感じませんか?そう考えると技術やクオリティだけが重要ではないという事が分かると思います。
能力の高さや好きという気持ちだけでは市場で勝つことは出来ないということが理解できますよね。
能力と同時に大事なことは、自分がどこで勝負するか?誰に必要とされるか?それを深掘りすることで自分だけの市場を作ることが可能となります。むしろそうやって生きなくては自分の幸福度は上がらないと思うわけです。
独立する前にやっておくこと
個人事業主として独立する場合のほとんどは既存の仕組み(会社)で仕事を受ける形になります。それでは、ただの下請けとして使われてしまいがちですが、あなたにやって欲しいと思われたらただの下請けではなくなります。
スタートは好きなことにどう繋げるか
前回の記事「好きなことの見つけ方」で書いていたように、まず自分の好きなことに向き合うことから始めます。それは、自分だけの市場を作ったとしても好きな事でなければ続かないし、もちろん幸福は訪れにくいからです。
「好きなことをやってどう儲けよう」という考え方は無理があって、まずは自分の満足できる目的を決めてそこへ向かうために何をするかということで、最終的に好きなことに繋げられれば良いわけです。
図で表現するとこんな違いです。
好きなことをして他人に押し付けるようなやり方では上手くいくとは思えません。自分が好きなことをアウトプットして正確に他人へ伝えることで結果的に好きなことを仕事にすることができるという考え方です。
「好きなことを人に伝える」から「相談が来る」までの仕組みを真剣に考えて実行することが必要です。

お金の事を考える
仕事の仕組みは「お金」という結果を目指す場合が殆どですが、個人では自分が納得できれば結果は何でもいいわけです。
会社の仕事は「お金」という結果を手にする設計になっているが、個人ではなんでも良いわけです。
結局お金を使って「自分の欲」を満たすわけだから、お金を使うという作業を減らして、ダイレクトに好きな事が出来る設計にカスタムすれば良いじゃないですか。
— タカシマリョウ@一生懸命 (@mrito1952) February 26, 2018
お金を稼ぐには時間と労力がかかってしまいます。例えば、毎月20万円で生活が可能な人が不安だからといって30万円を稼ごうとすると10万円分余計な時間と労力がかかります。闇雲に不安でお金を増やそうとするより毎月10日間を別のことに使えたら大きいと思いませんか?
そもそも「お金」にこだわるのは、お金が価値を保存しやすく汎用性が高い便利なものだからで、お金自体は使わなければ価値が発揮できないものです。

自分にとっての価値は?
ということは、お金は「持つ」ことよりも何に「使う」かが重要なことだと言えます。使い方はそれぞれ「好きなこと」のために使うと思います。
それならば、最初から好きなことで毎月の固定費だけ稼げれば、余計なお金を稼ぐ必要はなく費やしていた多くの時間を短縮することが理論上可能になります。
お金は使った時に価値を発揮するものだから「持つ」とか「増やす」ことよりも何に「使う」かが重要なことだ。
お金があれば安心という発想が一番しんどい生き方。— タカシマリョウ@好きな事を仕事に繋げ人 (@mrito1952) March 1, 2018
仕事を作る必要がある
好きなことで稼ぐと考えると難しいように思えてしまいますが、それは会社員のように仕事が用意されていないからです。
会社は事業というやりたいことがあるので社員やバイトを雇います。個人でも会社と同じで雇われる立場ではなく、やりたいことを事業にして自分でやる必要があるわけです。
個人で「やりたいことを仕事にする」はワガママなことだが、会社は事業という名の「やりたいこと」があって人手が足りないから社員やバイトを雇うわけだ。他人のワガママに付き合わされているから「やらされてる感」が出てしまうのだろう。だからワガママになったもの勝ち。
— タカシマリョウ@好きな事を仕事に繋げ人 (@mrito1952) March 1, 2018

相談される存在になる
仕事にするということは相手に価値があることをすることですから、自分が相手から需要があればいいわけですよね。
「自分の好きなこと」を見てもらって相手から相談されれば需要となります。そして、自分が需要に応えられる供給をしてあげられれば成立します。
需要を作るということは如何に相談されるかがポイントということです。
好きなことを他人に熱く語ったりSNSで見せたりした方がいい。
〇〇と言えば自分、というポジションを取っておくと相談という名の需要が生まれる!需要に答えられたらもう仕事だ。 https://t.co/8HwSnoQ8Vb
— タカシマリョウ@一生懸命 (@mrito1952) February 23, 2018
「何やっている人だっけ?」「誰だっけ?」こんなこと言われたら傷つくかもしれませんが、逆を言うと「個性が見えていない人」と言えるのではないでしょうか?覚える方ではなく、覚えられていない自分に問題があるのです。


一方、〇〇といえば自分というポジションが作れている人は、そうはなりません。


これは例えとして極端かもしれませんが、僕が洋服ブランドを始めたいと思ったら赤井くんに相談しようと思う可能性が高いです。前者にはどんな能力を持っていたとしてもチャンスが回って来ません。
自分が何をやっているか、どんな専門性を持っているかを他人へ印象付けることで「相談されやすい人」になることが出来るというわけです。
まとめ
個人には才能や経験が組み合わさって出来ている個性があります。個人で生きる場合の武器はその個性を使って勝負出来るかどうかにかかっていますが、知られなければ意味がありません。
自分の好きなことを知っている人だけが自分に相談を持ちかけてくれるわけです。
と言うことは、
会社を辞める前にやっておくべき個人ブランディングとは、
- 好きなことを明確化する
- アウトプットして正確に伝える
- 相談される存在になる
- 相談に応えられる準備をしておく
やり方は人それぞれです。専門性を出してフォロワーを増やしておくのも良いですし、人が見たら驚くようなインパクトある好きなことをやっておくのも良いですし、潜在的なターゲットがどこにいるか考えることも大切だと思います。
