フリーランスは仕事を簡単に断ってはいけない2つの理由
こんにちは。自分の好きな事(インテリア、デザイン、一眼レフカメラ)を仕事にしている崇島亮です。
僕は会社を辞めて現在はフリーランスとして好きな事だけに絞って仕事をしています。
最近、活躍しているフリーランスの人達や実際に自分がフリーランスになってみて、分かってきたことがあります。
それは簡単に仕事を断らないことです。
決して安請け合いしようという意味ではありません。
簡単に言うと自分の『価値』と『チャンス』を考えて行動するべきという事なのですが、ちょっとだけ詳しく説明してみましょう。
断る人にはチャンスが回ってこない
僕はプレイヤーでありながら代理店のような業務も行う事があります。
まずクライアントから仕事の相談を受けた時に、ほとんどケースを断らずに自己完結出来ない内容でも受けるようにしています。正確にいうと解決できそうな事は出来る限り全て叶えてやろうと思っています。
ポイントは相手の立場になることです。
たまに自分が入る余地のない全くの畑違いの案件もありますが、その場合は僕のソースの中で信用出来る人を紹介するようにしています。(もちろん、その場合は1円も頂いてません)これは回りまわって自分にも有益な事だと思っています。
なぜ有益なのか理由は2つあります。
1、未来のチャンスを手にする可能性
フリーランスというと専門的な個人能力で勝負をしている訳ですが、逆を言うと専門外なことが多い偏った存在なのです。だから多くのフリーランスは出来る仕事内容だけを専門的に受ける場合が多いのですが、発注するクライアントは限られた数人(数社)だったりします。
僕も仕事を発注する事がありますが、お願いしようと思っていた人の得意不得意で『やる』『やらない』になってしまうと、とても大変で面倒なのです。
ということは、自分と全く違う業界のソースを持っていることは発注側の『需要』を叶えられる可能性が高いという事になります。
その需要を叶えるために自分の想定クライアントが必要になるかもしれない業界の信頼できるソース(仕事仲間)を集めて準備をしておくのです。それが相手には価値になり仕事単位ではなく、このジャンルは崇島さんに相談してみよう!というふうな流れになってほしいからです。
その相談を受けた中で自分の仕事も出来る可能性は増えるし、単体の仕事をした時よりも相手に喜んでもらえるので満足度が全く違ってくるのです。
そうなれば相手にまた仕事があれば自分が第一想起になりえるし、その相手の周囲で仕事があれば口コミ的に紹介してくれる可能性もある。逆に断っていたらこの可能性はないはずです。
結果として自分を頼って来てくれた人の仕事は断らず、期待に答えて喜んでもらうことが『自分の価値』になるということです。
これが1つめの理由。
2、フリーランスは共生しているから
先ほどフリーランスは専門的な個人能力で勝負していると書きましたが、実際自分1人で出来る仕事はそんなに多くありません。
例えば、以前このブログでも紹介した『English Gym LePlus』のブランディングの仕事でも全体の内容は理解していますが、自分の専門外の設計・施工などは信頼できるビジネスパートナーを頼ってミーティングを重ねて実務はお願いしています。
当然ですが、その方がクオリティは高いし目的(ブランディング)を達成するためには合理的だからです。
このように組織ではないフリーランスは案件単位で横の繋がりを変えながら仕事をしているのです。そのため、その力を頼りながらもディレクションして仕事をコントロールしなくてはいけない。
仕事を断らないフリーランスというのは、横の繋がりを持っていて相手の需要を満たす事ができるので、結果的にチャンスの守備範囲が広い状態になっているという訳です。
だから簡単に仕事を断ってはいけないと思うのです。
フリーランスの価値
しかし仕事を断らないフリーランスには実は2種類の人種がいて、それは使われる価値の低い人と相談される価値の高い人というのがいる。
使われる価値の低い人は、クライアントのご機嫌を伺って言いなりになって仕事を断れない状態の人のことです。僕が目指すのは後者の信頼されて最初に相談される価値の高い人です。
使われる人はスポット的な実務を中心に依頼されますが、相談される人はプロジェクト初期のコンセプト部分からの話が来ることが多いので、難易度は高いですが、その分やりがいも大きく相手に喜んでもらうことができます。
結果、まとめると
フリーランスの価値とは
・相談される存在になること
・期待に答えられること
・相手に喜んでもらうこと
なるほど。
ということは、次の期待に答えられるよう常に自分の価値を高めて循環を作り続けなければいけないわけです。
この記事を書いていて改めて思った。