趣味を仕事にするためのブログ

僕が「好きな事をした方が良い」と人に言い続ける理由

いつまでもテイカーで居てはいけない20代が目指すべき方向性

 
  2017/12/11
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『趣味を仕事に』をテーマに活動中のフリーランスアートディレクター。趣味のインテリア、デザイン、カメラマンをメインに自分の『価値』を使って仕事をしています。このブログでは未来の働き方を考えて、如何にして好きなことだけで生きるための方法や自分の仕事のこと、日々思うことを書いています。

こんにちは、35歳になってようやく趣味を仕事にしている崇島亮です。

最近、20代前半の若者と「好きな事だけで生きる」というテーマで会話する機会があったのですが、彼らは行動的であるにも関わらず、なかなか自分の好きな事を仕事にする糸口が見つかっていないようでした。

しかし、20代でも上手くいっている人は何人も知っています。同世代なのに上手くいっている人と上手くいかない人の差を感じるのでそれを分析してみようと思います。(実際は年代の問題ではないのですが)

いきなり結論ですが、なぜ20代が好きな事で上手くいかないかというと、ほとんどの人は『テイカー(taker)』だからです。

taker=受け取っている人ってこと

 

20代が目指すべき方向性

行動力のその先にあるもの

『20代の若者』という括りでジャンル分けするのは好きではないですが、その世代のほとんどが目立つことを熱心に考えて行動しています。実際、行動力は大事な要素の一つで、行動したその先には新しい体験が待っている事が多いです。簡単に言うとに経験を『得られる』のです。

それはすごく楽しい事だし未知の自分に出会える体験で、これが仕事になったら最高だと思う気持ちは分からなくもない。ただ、それだけでは絶対に仕事にはならない

楽しい行動の先にあるものが『得られる(take)』だけになっているからで、それでは自分以外だれも有益ではない。それが仕事にならない原因です。

逆を言うと、その『楽しい』を他人に『与える(give)』をしている人だけが仕事になっているということだとも言えます。

自分も楽しいけど相手にも価値がないと成立しませんね

 

仕事にならない『楽しい』を仕事にする

実は、純粋に自分の楽しい事をするだけで全く仕事にならないワケでもないと思う。自分の興味のある仕事を探すというのが1番楽ですぐに出来る方法です。

例えば、ディズニーランドで楽しんでいてもお金をもらう事は出来ないが、ディズニーランドで楽しんで接客する人は仕事になっているのと同じで『楽しい』のポジションをズラす事で一応仕事にはなる。

これは、過去の趣味を仕事にする考え方で、このやり方は最初は最高に楽しいが、続かないのが欠点です。その理由は今ある仕組みの歯車にいる状態なので、自分に責任と決定権がない(少ない)からです。要するに完璧には自分ごとになっていないのです。

だんだん理想とのギャップを感じてくるんですよね

 

では、趣味と仕事の違いは?

趣味と仕事の間には大きな違いがあるのです。その違いは『人の為になっているかどうか?』です。

どんなに自由な事をやっていても相手の為になっていたら仕事にする事ができます。どれだけ真面目に生きていても相手の為になっていなければ小遣い稼ぎの趣味止まりになってしまいます。

考え方は簡単です。毎回、人の為になっているか?を考えて行動するように変えるだけです。スゴい簡単です。ただし自分も人とカウントする事が大切。

相手は何を考えていて、どうなりたいのか?を考える

 

20代が好きな事を仕事にしにくいワケ

とくに20代前半の人達はほとんど同じ様な道を歩いています。幼少の頃から成人になるまでほとんど同世代とだけ関わり、同じような条件で活動してきているので違いが生まれにくいのです。(その中では差はあるが)

学生から社会人になった時にそれぞれの生き方がバラバラになっていきます。それと同時に仕事を通してようやく専門性が生まれます。(生まれない仕事もある)

仕事で一人前になった頃にはもう20代前半ではなくなっているというのが僕の仮説です。

個人で活躍できる唯一の方法

同世代とほとんど同じ生活を送ってきて足りないのは明らかに個性です。自分といえば〇〇という様な個性が圧倒的に足りていない。足並みを揃え過ぎている事が原因だろう。

ただし、それを打開できる方法は一つだけあると思う。

それが趣味好きな事です。

自分が好きな事や純粋な欲は自分だけの個性であり、関心のない人よりも絶対に詳しいし把握しているはずである。それは大きなアドバンテージだと思う。

基本的に与えること(give)は対象相手よりも自分が優れている(クオリティが高い)必要があるので、それがあれば仕事に出来る可能性がある。

ということは優位性を意識するべきだと思う。

 

与える対象を考えること

もし自分が20歳の頃にデザインで専門性を出すとなったらデザイン業界を避けると思う。その理由はデザイン業界内でクオリティで勝つ事が不可能に近いからです。

それだったら、誰に向けるかと言うと自分が興味のある全く別の業界に向けると思う。自分が『与えられる』ポジションを見つける必要があると思うからです。

簡単に言うと正しくターゲット設定をする事が大事ということです。

 

客観的になれるかがポイント

若い時ほど自分を客観視できない事がありますが、個人で上手く生きている人は明らかにこれに長けています。

自分に何が出来るか?

誰の為になるか?

好きなことは何か?

正しい努力をしているか?

これはある程度経験によって得る事ができますが、若いうちに自然に出来る人は圧倒的に少ないと思います。

成功している人たちは関わる人のことも考えている

 

まとめ

自分が『得る』だけの立場(テイカー)にいるうちは仕事にはならない。アウトプットしていても見る人の為になっていないし、エンタメ化が出来ていないからです。

単純に好きな事をして生きていきたいと考える事はあるかと思いますが、それを他人から必要とされているかどうかと言うと話は別です。

最近、上手くやっている人は『得ること』と『与えること』を同時に行なっているのが面白かった

 

自分の価値をバラバラに分析してちゃんと行動すれば何歳からでも関係なく趣味や好きなことを仕事にする事が出来ると思う今日この頃なのでした。

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