「中古マンションvs新築一戸建」構造とメンテナンスについて解説
こんにちは。自分の好きな事(インテリア、デザイン、一眼レフカメラ)を仕事にしている崇島亮です。
僕は会社を辞めて現在はフリーランスとして好きな事だけに絞って仕事をしていますが、元はと言えば中古マンションを購入してリノベーションをしたことが始まりでした。
「中古マンションvs新築一戸建」構造とメンテナンスについて
家を購入することが一つの夢である人もたくさんいらっしゃいますが、自分の憧れが強く他との比較をあまり考えないと自分や家族にとっての正しい選択肢が出来ていない場合が多くあります。購入前に考えておきたいことを、新築マンション、中古マンション、新築戸建、中古戸建に、リノベーションを組み合わせて比較しています。
今回は中古マンションvs新築戸建でどちらが損をしないか考えてみます。
構造の違い
戸建住宅の場合は木造建築、マンションではSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート)が多く、耐震能力で比較すると圧倒的にマンションが勝っていると思います。逆に木造建築の欠点は劣化が早いというデメリットがあり、そのため木造家屋の資産価値は20年で消滅すると言われています。2000〜3000万円かけて、こだわった注文住宅が20年で0円になるのは、自分なら納得できないと思います。それに対してマンションの内装の資産価値は基本的にほとんど考慮されないようです。
中古マンションも同様に築20年まで価値は下がっていきますが、1981年以前の「旧耐震基準」のマンションならともかく、築20年のマンションで劣化して問題になっている話は聞いた事がありません。マンションは内装の価値は無くなりますが、マンションの面積(箱)の分の資産価値は残ります。新築一戸建ての場合は家本体の価値は無くなりますが、土地の資産価値は残るというそれぞれ残る資産価値が違います。
それぞれ内装(1000万円程度)と家全体(2000〜3000万円程度)が失われることになります。
メンテナンス
戸建もマンションもメンテナンスは必要です。
戸建の場合、100%自己負担、100%自己責任になります。20年で価値がなくなる建物に投資していかなくてはいけません。年月を重ねるほど劣化し費用がかかってくるのは新築一戸建ての大きなデメリットになります。
対して、中古マンションは全住人が毎月「修繕積立金」を支払うことで、管理組合と管理会社が計画的に定期検査や修繕をしていくシステムがあります。
管理組合がしっかりしていればメンテナンスは安心で、しかも世帯数が多いマンションでは将来の大規模修繕に向けて何億という貯蓄がされていることも多いです。
まとめ
新築一戸建てと中古マンションの構造とメンテナンスをまとめると、
新築一戸建ての場合
・木造の耐震能力が低い
・土地以外の資産価値が20年で0円になる
・メンテナンスは自己負担
中古マンションの場合
・1982年以降SRC造の耐震性は高い
・内装の資産価値は基本的に0円
・メンテナンスは全住人で積み立てる
憧れを優先して売らずに生涯その家に住み続けるのなら新築戸建物件を選択するのもいいと思います。駐車場代もかかりませんしね。売る気がないなら好きな方にするほうがいいと思います。あくまで損か得かで書いていますが、金に縛られて「未来の不安」を感じながら生きるよりも、自分は「今を思い切り生きる」事をオススメしたいです。ご参考まで。