クラウドファンディング成功プロジェクトがやっている5つの条件

クラウドファンディングのプロジェクトを成功させるにあたって大事な事を日本最大のクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」に所属し、担当プロジェクトを次々と成功させてきたディレクターの清川かおりさんに伺ってきた「成功プロジェクトがやっている5つのこと」を紹介します。
クラウドファンディングはこんな人に
・夢に必要な資金が必要
・ちょうど挑戦を考えていた
・趣味を仕事にして生きたい人
こんな人は必見。この記事の5つの事を反映させれば夢の成功率が高まります。
もくじ
まずクラウドファンディングとは?
クラウド(群衆)からファンディング(資金集め)という意味で簡単にいうと「自分のやりたい事を表現して共感したみんなから資金を集めて実現できる」というもの。
今までは資金が足りずに諦めるしか無かった夢が、実力次第で、しかも個人レベルで実現可能な画期的なシステムと言えます。
今まで成功したプロジェクトでは、10万円程度の小規模なものから、「今までに無かった画期的な商品」のような何千万円というプロジェクトまで様々でしたが、成功するには共通している事があったのです。
今回お話を伺った清川かおりさんのクラウドファンディング事例研究会はクラウドファンディングを利用して資金調達を行っている。
Makuakeで資金調達日本記録に達したハイブリッドバイクは、達成率なんと4266%、1億2800万円を超えた。
クラウドファンディング成功のコツとは?
清川さんの話を伺い1番印象に残ったのが「自分の想いを正しく伝えること」でした。
では、どうすれば伝えることができるか?
失敗する人が出来てなくて、成功している人が心得ている事が5つあります。
最近分かったんだけどクラウドファンディングの成功のカギは5つの事
①写真
②映像
③文章
④デザイン
⑤企画
これをフルに使って自分の想いや情熱を伝える事ができる人がサクセスしてたんだよね。— 崇島 亮@価値創造 (@mrito1952) 2017年8月21日
成功している人が心得ている事 1.写真
同面積での写真の情報量は文字よりも効率が良い。文章では伝えきれないイメージまでも伝える事ができます。
そのため、写真でイメージ作りを正しく行えば説得力が増します。逆に、いい加減な写真を掲載するといい加減な人のような印象を与えてしまう事も。
意図やストーリーがある写真にこそ客観的価値が宿る。
それ以外はただのアートに過ぎない。
— 崇島 亮@価値創造 (@mrito1952) 2017年8月22日
写真を撮る時のポイント
・プロジェクトの何を伝えたいか?を撮る。
・写真は出来るだけ鮮明な写りのものを使う。
・プロジェクトの本人(関係者)が登場する。
失敗する人のパターン
・カッコいいけど分かりにくい
・ピントが合ってない、全体的に暗い
・熱量が伝わってこない
成功している人が心得ている事 2.動画
動画は世界観や空気感を伝える事の出来るコンテンツです。ただ内容を伝えるだけであれば文章と写真で十分です。
しかし、クラウドファンディングは物やサービスを受け取る以外に「支援」という側面が強いので、より自分を知ってもらう事も重要になってきます。
Webには無限のコンテンツが乱立しているので、当然ユーザーは有意義な選択肢をとるため流動的。
TVや本のようにじっくり観てもらえる可能性は低いので、YouTube動画は5分、Blogは結論から始まるのが常套手段。
特に動画は観てもらう仕掛けを考えるべき。
— 崇島 亮@価値創造 (@mrito1952) 2017年8月23日
動画を作るポイント
・10分以内に収める
・飽きないリズムを作る
・自分の想いを伝える
失敗する人のパターン
・ダラダラと長い
・ムダな間がある
・熱量が伝わってこない
成功している人が心得ている事 3.文章
文章はプロジェクトページの中心的な部分なので、しっかり『伝わる内容』の文章を書かなければいけません。
正確に正しく、そして読んでもらえるように構成にする必要があります。
『起承転結』でBlogを書くのは自分が納得するだけで、ファンでも無い限り読んでくれない。
『結論→理由→例→結論』の順番に構成を変えるだけで驚くほど見れもらえる。
Web読者に伝える能力はブロガーが突出している。
— 崇島 亮@価値創造 (@mrito1952) 2017年8月23日
文章を作るポイント
・PREP(結論→理由→例→結論)で文章を作る
・ムダな文を無くしシンプルに
・WEB読者を知り尽くした人気ブロガーをマネる
失敗する人のパターン
・起承転結で文章を構成している
・長文で読みづらい
・想いが強すぎて専門的な内容
成功している人が心得ている事 4.デザイン
どんな素晴らしい事や商品があっても相手に伝わらなければ存在していないのと一緒です。
デザイナーはヴィジュアルを使った『イメージの通訳』となりますので、相手が受ける印象さえもコントロール出来てしまいます。
デザイナー=通訳と説明すると、興奮したデザイナーからの共感を得られる!https://t.co/Zhx6c0aGoC https://t.co/mm28nyF4RV
— 崇島 亮@価値創造 (@mrito1952) 2017年8月24日
デザインを作るポイント
・伝えたい事を明確にする
・感情的ではなく必然的な見た目を作る
・出来ればプロへ依頼する
失敗する人のパターン
・見た目だけにこだわっている
・色々足しすぎて言いたいことがブレている
・自分でやってクオリティが低い
成功している人が心得ている事 5.企画
もっとも重要かもしれないのが企画(ディレクター)で、全体をコントロールする役割です。
プロジェクトオーナーが企画原案だとしたらディレクターは監督のようなイメージ。ほとんどの場合プロジェクトオーナーが兼任しているようです。
ジブリには原作があるが再現するのではなく、伝えたい相手へ向けた創作活動をしている。優秀なディレクター(監督)が大事。
1度は読んでおきたいジブリ作品の原作本やルーツになった本 – NAVER まとめ https://t.co/NR3rYxUXhG
— 崇島 亮@価値創造 (@mrito1952) 2017年8月31日
ディレクションのポイント
・過去の成功例から構成を参考にする
・経験豊富なディレクターと連携する
・自分の専門外は専門家へ相談する
失敗する人のパターン
・分析が足りない
・客観的目線が足りない
・自己流でやる
『クラウドファンディング成功プロジェクトがやっていた5つの条件』まとめ
①写真
②動画
③文章
④デザイン
⑤ディレクション
結局、どんな良い商品を商品化しようとも、どんな崇高な考えを持っていても、まずは見てもらえないと存在しない事と同じ状態です。この5つの条件を満たして自分の想いを伝えることが出来れば成功する可能性が高くなるのですね。清川さんありがとうございました。
清川さんはクラウドファンディング事例研究会で日本中を回っているので、随時チェックして!