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Airbnb用リノベーションが完成!インテリアに重要な3つのコツを公開

 
  2017/10/10
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『趣味を仕事に』をテーマに活動中のフリーランスアートディレクター。趣味のインテリア、デザイン、カメラマンをメインに自分の『価値』を使って仕事をしています。このブログでは未来の働き方を考えて、如何にして好きなことだけで生きるための方法や自分の仕事のこと、日々思うことを書いています。

どうも、趣味のインテリアを仕事にし始めた崇島亮です。

フリーランス直前、リノベーションの仕事を公開します!

今、会社を退職するため有休消化をしながら僕にとって新しい仕事『リノベーション』をしています。何件か同時進行していますが、1番先に完成した麻布十番のAirbnb(民泊事業)用の物件の変貌の様子を公開します。

ちなみに、リノベーションは店舗内装を手掛けるセンスや人物に信用のおける会社と連携し設計&施工を中心にお願いして、僕は内装のコンセプトや家具のディレクションを分業して進行しているスタイルです。

ワンルームマンションを開放的に

今回の物件は、いわゆる普通のワンルームマンションで専有面積で6坪(20㎡)程度。ただし、麻布十番から徒歩2分ほどなので立地がとてつもなく良いため、この度Airbnb案件として内装にもこだわりたいとの事で、僕へ依頼が舞い込んで来たというワケです。

ベースは開放感!

この図面を見て分かる通り少し狭さが気になります。Airbnbではサイトに掲載される写真と文章や評価でユーザーに判断されますので、写真を良さそうに誤摩化して撮影しても実際が明らかに違いを感じると低評価になり利用する可能性は低くなってしまうので、この専有面積ながらも広く感じるインテリアを作る事が勝負でした。

20㎡しかないのに図面の『ホール』の部分がムダだと思ったので『洋室』との間のドアを壁ごと取ってしまって1つの空間にします。ベースの設計プランが出来たらテイスト(デザイン)でどう印象を変えられるか?というフェーズに入ります。

印象を変えるために必要な3つの要素

僕が実践している最も簡単にテイストを変えるために必要な手法は『床・壁』『家具・設備』『照明・採光』の3要素にセンスを加えるやり方です。全てに予算がかけられるのであれば良いのですが安価に抑えることに越したことはありません。今回の物件でも3要素は抑えるようにしましたのでビフォア&アフターの写真を出しながら説明していますので、ご覧ください。

印象を変える要素①『床・壁』

壁や天井をシンプルに白にした場合、床のフローリングは少し特徴があるとメリハリがついてバランスが取れます。Airbnb案件なため費用に見合った収入を得なくてはいけないので必然的に内装費は『こだわり』よりも『予算を抑える』が重要となってきます。

まずは施工前をご覧ください。こんな感じ。

普通のマンションの一室という印象でした。この状態に良い家具を置いたとしても『良い家具揃えたね』で終わってしまいます。

こちらが完成後です。

今回は予算を抑えるために壁や天井はオフホワイトのワントーンで、フローリングは人工木のヘリンボーン(ジグザグ)にして安価に抑えながらもデザイン的には床にポイントを作っています。ベースはコレでバッチリ!

印象を変える要素②『家具・設備』

内装をセンスの良い業者へお願いして作らせたとしても家具の組み合わせやセンスがイマイチだと全体の完成度は下がってしまいます。顔はイケメンだけど服装がダサい人みたいな感じになりますので家具やキッチンなどの設備の選定は大事な要素のひとつなワケです。

設備はキッチンを変える

下記の写真のような一般的な中古ワンルームマンションのキッチンは古臭くて小ダサい感じのものが多いです。設備は安くても最近のものはシンプルであれば安価でもそれなりの物を購入する事は可能です。今回の物もシンプルな新品に入れ替えています。

狭い室内の家具の置き場所

宿泊がメインのAirbnbとは言え食事をしたり本やPCを使うのにテーブルは必要になります。この広さでもテーブルを置かなくてはいけないところも問題のひとつでした。

大きめのベッドを設置する予定もあったので、どこにテーブルとイスを置こうか迷うところです。それどころか、このスペースに入る家具は簡易的な物に限られてしまいます。

冒頭で説明した『ホール』がデッドスペースだったので、ドアを壁ごと取って広くシームレスな入り口に改装し、大きめのベッドを置くのでテーブルは敢えて置かずに窓際にカウンターを作り、見た目に広さを保ちました。

テーブルはカウンターの高さなので、その下に使わない時の電子レンジなどを収納しておけるスペースが出来るので省スペース化にも一役買っています。

印象を変える要素③『照明・採光』

部屋の印象を演出する上で大きな要素の光は質と強さがポイントになります。蛍光灯や裸電球の様な全体的に直接的な光は単調に感じます。コンビニの様に商品を正しく見せたかったり、オフィスで仕事をすると言った目的のある場所はともかく、雰囲気を演出したい場合は光の使い方が重要です。

こちらの物件は角部屋で日中の採光は良いので照明で演出する場合は暗い時間帯です。暗くなってきた時に印象が良くなるように天井からの照明は角度の変えられるスポットライトを採用しています。

スポットライトは明るいところと暗いところの差のメリハリがついて空間の演出をしやすくなります。その他にも壁に光を当てて間接照明の役割も出来る汎用性もあります。

ちなみにAirbnbではどんなに狭くてもゆっくり休める事が一番!という需要の傾向があるので大きめのベッドを設置しています。

こんなに変わったビフォア&アフター

最初はキッチン脇とドアの間に30cm程度の壁があったのでドアごと取ったら広々とするだろうと想像しながら進めていきました。

実際に取るとこんな感じで玄関から広々とした空間が出来上がりました。脇の姿見の大型ミラーは女性目線で設置されているのですが、同時に奥行き感も出せるので一石二鳥。

まとめ

インテリアを良く見せる重要なコツは3つの要素を抑えること。

①『床・壁』
床や壁はどちらかがシンプルなら、もう一方はポイントになるようなデザインのバランスを取ること。

②『家具・設備』
家具は内装のサイズやテイストの組み合わせでインテリアの完成度は高まる。

③『照明・採光』
全体を照らす照明ではなく、光は強さと質をコントロールしてメリハリをつける。

この基本3要素を意識すれば完成度の高いインテリアを作ることができます。

最後に

今回のAirbnbのような物件はこれからも増えてくる案件の一つだと思われますが、カッコいい、オシャレという表面的なものばかりではなく、依頼してくれた相手の方にとってインテリアを通してより効果的な価値が生まれることを最も重要なことだと意識して仕事にしていこうかと思っています。

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